公開日 2020年12月10日
更新日 2021年11月22日
特定技能「介護」で働くためには?
特定技能「介護」の分野で日本で働くためには、日本語能力試験の他に「介護技能評価試験」と「介護日本語評価試験」に合格しなければいけません。
「介護技能評価試験」
○ 実施方法:コンピューター・ベースド・テスティング(CBT)方式
○ 実施回数:原則毎月実施
〇 受験資格:17歳以上の者
〇 試験水準:介護職種の第2号技能実習修了(3年間)相当の水準である介護技能実習評価試験と同等の水準
【概要】
問題数:全45問
(学科試験40問)
試験時間:60分
試験科目:
・介護の基本(10問)
・こころとからだのしくみ(6問)
・コミュニケーション技術(4問)
・生活支援技術(20問)
(実技試験:5問)
・判断等試験等の形式による実技試験課題を出題
合格基準:問題の総得点の60%以上
「介護日本語評価試験」
○ 実施方法:コンピューター・ベースド・テスティング(CBT)方式
○ 実施回数:原則毎月実施
〇 受験資格:17歳以上の者
〇 試験水準:介護現場で介護業務に従事する上で支障のない程度の水準
【概要】
問題数:全15問
試験時間:30分
試験科目:
・介護のことば(5問)
・介護の会話・声かけ(5問)
・介護の文書(5問)
合格基準:問題の総得点の60%以上
「介護」の分野で働くためには、計3つの試験に合格することが不可欠となります。そもそも海外では、介護施設自体が少なく介護を学ぶ環境にない国もあります。また、国によって言語や習慣が違うことから、介護の現場での対処法が違う場合もあります。そのため、フィリピンでは、介護に関する資格はありますが、日本の介護に特化した学習を一からはじめることが必要となります。現在、ホライゾンでもフィリピンに在住中で介護業界での就労希望者に日本語を教えています。日本語は大分上達したのでそろそろこれら2つの試験に向け勉強を開始するところです。長い道のりですが、合格できるようサポートしていきたいと思います。