公開日 2021年08月03日
更新日 2021年11月23日
【ウガンダ人スポーツ選手の失踪事件について】
こんにちは、青森本社です。
さて、遂に開催したオリンピックも終盤に差し掛かっていて、
世界中に歓喜の声が上がっていることだと思います。
そんな中、考えるさせられるニュースもありました。
『ウガンダ人スポーツ選手の失踪事件』です。
「ウガンダの生活は厳しいので帰らない。日本で働きたい」とメモ書きを残し、
日本での就労を目論んでいたということです。
ウガンダは東アフリカに位置し、アフリカでも最貧国の1つであります。
トップレベルの選手でも生活出来ない現実があるということです。
昨年、入管当局に不法就労が発覚し、母国へ強制送還となった外国人は
1万993人に上っています。日本国内には不法残留している外国人が
今年1月1日時点で8万3000人近くいます。
ウガンダ選手のニュースの陰では、それだけ多くの外国人が今も不法に滞在し、
働いている現実があります。
外国人が不法就労を目指すわけとしては、
実習生の手取りは10万円少々に過ぎず、その為に失踪し、不法就労に走る。
「実習生でいるよりも、不法就労した方が稼げる」という認証があります。
私もこの仕事に携わることがなかったら、一選手の失踪事件に矮小化し、
そのままメディアでの新型コロナウイルス感染拡大に対する防止策の不満
としてだけ捉えていたことだと思います。
今回の事件が、彼らの存在に社会が気づき、そして若い外国人を
不法就労に向かわせるような制度の不備が改めるきっかけになるよう
願いたいと同時に、私たちに何が出来るのか・・・・・・